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演奏法(タッピング奏法)

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

ギターにはフィンガリングを行う指で弦を指板に叩き突けるように勢い良く押下するハンマリング・オンと、押弦している指を弦に引っ掻けるようにして離脱させる事で発音させるプリング・オフの2つの奏法がある。基本的にこの2つを間断なく繰り返して2音を反復することをトリル奏法と呼ぶ。そしてこのトリル奏法を拡張したのがタッピング奏法である。また日本では現在ではタッピング奏法とライトハンド奏法がほぼ同意義で使用されていることが多いが、以前はタッピング奏法と呼ばれるものはハンマリング・オンのみで音を奏でる奏法を指し、そこからプリング・オフするかしないかは問わない。一方、ライトハンド奏法と呼ばれる物はハンマリング・オンとプリング・オフを繰り返して音を奏でる奏法のみを指した。そのためハンマリング・オンのみで音を出した場合、それをタッピング奏法と呼ぶことはできたがライトハンド奏法と呼ぶことはできなかった。

片手タッピング

2音間に留まらず、3音以上の旋律をハンマリングとプリングで行う奏法。レガートな音になるため、ピッキング奏法と合わせて速弾きに表情を付けられる。

両手タッピング

両手タッピングは上述のトリル奏法を拡張したもので、文字通り両手でハンマリングとプリングを行う奏法。この奏法により指板を広く使う音域の広い旋律を演奏できるようになり、鍵盤楽器向けの楽曲もギターで演奏できるようになる。この奏法をスタンリー・ジョーダンの言葉の通りに"タッチスタイル"と呼び習わすことが多い。

両手タッピングという奏法自体は古くから存在しジャズ・ギタリストのスタンリー・ジョーダンが世間に広く広めた以前、ギターメーカーのグレッチ社に在籍していたギターデザイナーでありジャズ・ギタリストであるジミー・ウェブスターによって既に1950年代に確立され、彼は教則本まで執筆した。しかしこの奏法が一般に受け入れられるまでは20年以上の時間を要した。

チャップマン・スティックの演奏はこの奏法が基本となっている。


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